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TUFactory
代表 土田 龍彦
大阪府大東市
北条2−15−17
090-3289-8008
 (16:00〜24:00)
t2factory@dsk.zaq.ne.jp

Total Cue Repair Service TUFactory


コラム(読み物)3


                    
                                               2005.3.29
 
 最近、少しHPを触る時間がなくなって、あまり更新できていませんが・・・コラムは書かないとなぁと思いながらネタを探している毎日です。
 今回はリペア職人になったきっかけについてお話しようと思います。
 
 私がキューをいじり始めたのは15年ほど前でしょうか。初めの頃は、ウエイトをいじったり、キューの色の塗り替えをしていました。ハウスキューを真っ黒に塗ってみたり、色々な色を塗ったりしていました。お金はもらっていませんでしたが、自分のキュー以外のキューも塗り替えを依頼され、塗ったりしていました。(JPBAの山本プロのキューの塗り替えもしていました)
 
 それから何年か経ち、ニスの塗り替えをした後、糸も新しいものが良いなと思い、糸巻きをするようになりました。でも、その頃は旋盤などありませんでしたから、手で巻いていました。3,4時間以上かかっていたでしょうか。何せ、全部手で巻くのですから、それは大変な苦労でした。それで、こんなに時間がかかるのでは面倒だと思い、『電動糸巻き機』を作りました。それで、糸巻きがかなり楽にできるようになりました。でも、その頃は職人になろうと思っていませんでしたし、電動とはいえ、結構な労力がいるので、自分のキューの糸を巻きかえる程度でした。
 
 革巻きを始めたのは、6〜7年前のことです。その当時はまだ革巻きがあまり普及しておらず、革巻きのキューがかっこいいと思っていたのですが、私の周りで革巻きをしている人はいませんでした。
 でもある日、自分で巻いてみようと思いついたのです。そして挑戦してみました。
 
 初めて巻いたのは、妹の牛革のミニスカート。厚みが丁度良かったので巻いてみたのですが、これがなかなかの出来栄え。継ぎ目はガタガタでしたが初心者が巻いたにしては上出来でした。
 そのミニスカートの切れ端を巻いたまま、1年くらい使いました。そのキューはそのまま知り合いに譲ったのですが、その人は、「この革がいいんですよ〜」と言って、未だにそのまま使い続けています。磨り減っているのですが(笑)お気に入りのようです。
 それから、合皮でできたクッションカバーを買ってきて、グリップに巻いてみたりしました。合皮でできていますから表面は剥げてきましたし、革を剥がすときには裏地がくっついてしまって、最悪な事態になります。
これでは無理なんだと言うことを、身にしみて実感し、それからまた材料を探して、革を仕入れられるところを探すことになり、今のお店を見つけました。
 巻き方にも苦労しました。何度巻いても継ぎ目がガタガタになってしまうのです。どうすれば巧くいくのだろうと考え、何度も挑戦しました。そして現在の巻き方を見つけたわけなのですが、かなりの失敗を繰り返しました。もちろん、それは自分のキューで試していましたが。
 材料もそろい、巻き方もなんとなくでしたが発見して自分のキューだけでなく、友人のキューにも革を巻き始めました。でもその時は、職人になるつもりは全くなかったので、お金を頂いて巻くようなことはしていませんでした。
 周りの人のキューもいじりながら、自分自身ではそれを楽しんでいたのですが、ある日、試合で負けて落ち込んでいると、藤本プロが「土田さん器用だから職人になったらいいんですよ」と一言言ったのです。それがきっかけと言えばきっかけかもしれません。
 
 元々キューをいじるのは好きでしたし、好きなことをしてお金をもらえるのであれば、それが一番幸せだと思いました。そして、TUFactoryを立ち上げました。
 やるからにはとことんやりたいと思い、旋盤もそろえました。(その前までは自分のキューのコツ交換も手で小刀を使って削ったりしていたのですが)そして、現在までの間、色々な依頼を頂きながら試行錯誤しつつ職人として一歩一歩成長してきたわけです。
 
 今ではやっぱり好きな仕事ができることが一番の幸せだと思っています。
 何となくまとまりのない話になってしまいましたが、これが私のキューいじりの経歴でしょうか。職人になるきっかけと言うほど大げさなことではないような気もしますが(笑)
 毎日楽しく仕事ができて、喜んでくださるお客様がいて私自身は楽しいので、それで良いような気がします。でも、自分の作ったキューでプロが活躍してくれるのが究極の幸せなのかもしれませんね。