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Total Cue Repair Service TUFactory


コラム(読み物)2



                                    2005.3.10

 2月の中旬、メウチの補修の依頼が東京からメールで届きました。そのメールには、依頼の内容とキューの写真が添付されていました。    (添付の写真)
 写真をご覧頂くと分かるように、かなりの損傷。実はかなり年代物のメウチなのです。
 そのキューは私がビリヤードを始めた頃流行っていたモデルの物で、その頃では比較的高価なモデル。玉突きを始めた頃の若かった私には憧れのキューでした。
 添付されていた写真を見て、私は自分の若かりし頃のことを思い出しました。その頃の私は、若かったこともあり高価なキューには手が出ませんでした。
 今回の依頼は自分が買いたくても買えなかった、憧れのキューなのです。
 
 何度か、メールでご質問を頂き、お答えしてということを繰り返しました。(かなり細かい打ち合わせを何度もメールでやり取りしました。)その間にもキューを早く直したい、早く見てみたいという気持ちがありました。結局、最後は私の『元通りに復活させますので、お任せください』という言葉で打ち合わせは終わりました(笑)
 そして、キューが送られてきました。インレイは所々浮き上がり、ニスもマダラになっています。メールのやり取りの間に、作業の段取りはある程度していましたから、すぐに作業を始めました。
 
 1日目でバットエンドを復元。そして、塗装のための下地整備をしました。依頼主様に作業の進行状況のメールを送った際、その復元したバットエンドの写真を添付しました。    (バットエンド復元)
 依頼主様も喜んでくださり、私も作業を楽しく進めていました。まだまだ作業工程の半分も終わってはいませんでしたが、喜んでくださる依頼主様からのメールを読み、とても励みになりました。
 
 2日目からは塗装に取り掛かる予定でしたが、悪天候のため延期。2日ほど塗装待ちの後、やっと塗装開始。塗装を2回ほど重ねた段階で、依頼主様に作業の進行状況をお伝えしました。   (塗装写真)
 ひと塗り、ふた塗りと塗装を重ねていくうち、以前の光沢を取り戻していきます。
 塗装と研磨を重ね、最終段階の革巻きです。当初の予定は糸巻きでしたが、依頼主様からのご希望で革巻きにすることになりました。

 どの革にするか、依頼主様とメールでのやり取りをします。
 今回のメウチに合う革はどれか、幾つか候補を出し、写真撮影をしてメールで送りました。  (革巻きの候補)
 そして、その中でも2種類ほど気に入っていただいた革がありましたので、それぞれについての説明。
 革が決まり、革巻きです。革を巻いてみて少し感動しました。
 
 リペアに来たときからは想像も出来ないくらいの見栄え。とても綺麗に仕上がりました。依頼主様にも満足していただけるだろうと、自分自身でも納得できる仕上がりになりました。
 その後、依頼主様の下にキューをお送りして、メールをいただきました。大変満足していただいた様子で、メールからもそれがよく伝わってきました。
 
 メールのやり取りが多く、今回のリペアの件については最初のご質問のところからリペア完了後のキューの送りまで、かなりの回数をメールでやり取りしました。(作業中にも進行状況などのお知らせもしていましたので)
 依頼主様も気長にメールのやり取りをしてくださり、私自身このようにメールで何度もやり取りを重ねながら仕事を進めるという機会があまりありませんでしたので、依頼主様を身近に感じることが出来たような気がします。一日の最後の締めにメールを見ていることが多いのですが、メールが来ていないと少し心配していたりして、友達のような感覚になっていました。
(プライベート的なことではありますが)自分自身の思い出と、依頼主様とのやり取りがとても暖かく感じられた依頼でした。
 そして離れていてもコミュニケーションの手段はあるもんだなぁと、現在の通信手段の多さに感心。遠くからの依頼でも、細かな打ち合わせができるということを実感しました。
 まだまだHPを立ち上げて間がないのですが、これからも多くの方に身近に感じていただけるようなサポートをしていきたいと思いました。
 今回の依頼のキューは、Caponeと共に、3月の表紙にさせていただきました。なんとなくこの写真を見ていると、メールのやり取りを思い出します。(笑)